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イライラの原因は価値観の違い?自分を労りストレス解消しよう
GWも終わり暑い日が増えていますね。
そろそろ梅雨。新しい季節の変わり目で、体調と共に気分が優れないという人も多いでしょう。
気候のせいか、環境のせいか、仕事をしていても、家事や育児をしていても、なんだかイライラして怒りっぽくなっているなぁと感じる時はありませんか?
5月は新しい環境が始まった4月からのストレスや、連休中の暴飲暴食などによる腸の炎症で、心が不安定になりやすい時期です。
さらには、仕事や家庭内でのストレスもかかってくるので、ますますイライラが増しやすくなります。
今回はそんなイライラや憂鬱な気分について見ていきましょう!
イライラの原因は様々
イライラの原因として主にあげられるのは、まずはストレスです。
仕事や家事、育児、人間関係など忙しい時や、精神的に余裕がなく頭がいっぱいになっている時や思い通りにできない対象や事案が目の前にある場合などに感じやすくなります。
次に、男女ともにホルモンバランスの乱れによる更年期障害や、女性においては月経前のPMS(月経前症候群)など、ホルモンバランスが原因となることもあります。非常に個人差があります。
そして、その他では睡眠不足や不眠症などの睡眠障害、精神的な疾患や脳の機能に問題のある病気が隠れている場合もあります。
今回は日々の小さなイライラや、怒りっぽくなってしまう1番の原因となっているストレスについて掘り下げて見ていきましょう。(イライラの原因が病気だと考えられる場合には、早めに専門の医院を受診しましょう。)
楽しさとイライラが混在する他者との関わり

IT技術が進歩し、PCやタブレット、スマホが生活の必需品となりつつあるグローバル社会では、仕事でもプライベートでも世界中の様々な人と瞬時に繋がることができ、コミュニケーションが取りやすくなりました。
誰とでもすぐに繋がることのできる世界は便利な反面、忙しさや余計な煩わしさも生まれ、多様性が求められつつも、価値観や文化の違いによる摩擦や衝突が起きやすくなっているようにも感じます。
匿名であることを利用して顔も名前も知らない相手を攻撃したり、人の失敗を執拗に追求するなど、昨今の風潮からもたくさんの人々のイライラした感情が溢れ出ています。
これは私たちの日々の生活のなかでも、所々で起きていることです。
忙しさや煩わしさ、不安な気持ちがストレスとなりイライラしたり、家族間や友人間、会社内でも意見や価値観の不一致で腹が立ったり、時には衝突することもあるでしょう。誰しもが日々、誰かと関わり、イライラする瞬間と戦っています。イライラする原因の一つとして、「他者との価値観の違いを認められない」ということがあげられます。
イライラした時に「〜するべきなのに、あの人はしない」とか「〜して欲しかったのにしてくれなかった」「普通は〜するものだ」という気持ちになったことはありませんか?
しかし、他人や自分の関知しない物事は変えられません。日々一緒に生活をしている親兄弟であっても、全く同じ育ち方や考え方をしていることはありません。
人と人が一緒に生活をしていく中では、「価値観のすり合わせ」というのは大切ですが、価値観を同じにするというのは難しいことです。
ひとつひとつの物事に対して、許容範囲内でお互いの価値観を譲り合える、理解はしないまでも「そんな考え方の人はいる」とただ認識することがイライラした感情を減らします。
数分でも効果的!イライラした気持ちをリフレッシュする方法
日々のイライラや、怒りを少しでも解消したい…、どうしてこんなにイライラしてしまうんだろう…と思い悩んでいる方も多いでしょう。日々のイライラを解消するためには、まずは自分の気分がよくなる習慣を、毎日のルーティーンとして取り入れるのがおすすめです。
朝日を浴びる、毎朝30分ウォーキングをする、朝の準備中に好きな音楽をかける、通勤中に好きな本や雑誌を読む、出社前にお気に入りのカフェに立ち寄る…など、朝の貴重な時間の中に組み込めそうなものを考えてみましょう。
以前、スタッフの1人は、イライラしている時に趣味に30分ほど没頭したところ、イライラがスッと消えて気持ちがスッキリしたという話をしていたので、アフターファイブや休日には、自分の好きなことや趣味にほんの少しの時間でも没頭することもおすすめです。
●おすすめのイライラ解消法

・好きなテレビや映画を観ておもいきり笑う(笑うことで免疫細胞が活性化)
・イラっとした時は、まずは深呼吸(腹式呼吸)
・スポーツをする
・感動もののドラマや映画を観て泣く(涙活)
・人とおしゃべりする
・好きな物を食べる(暴食はNG。適度な量を楽しむ)
・毎日の小さな幸せを見つけて書きとめる
●アンガーマネジメントによるコントロール

他者との関わりで怒りを覚えるようなことがあった場合、次のような考え方を頭の片隅にでも置くようにするだけでも、少し気持ちが変わってくると思います。
「価値観は人それぞれ違うのが当たり前(=生きてきた環境も全く違う人間が同じ価値観を持つことは難しい)」
「人は人、自分は自分(=違う価値観を頭ごなしに否定せず、そんな考え方もあるんだと認識する)」
「自分も含め、人や物事は多面的である(=自分が知らない事情もあるかも知れない)」
これは「アンガーマネジメント」といって、1970年代にアメリカで生まれた怒りをコントロールするための心理療法によるものです。
アンガーマネジメントとは自分の中にうまれる怒りを無理に抑えようとせず、必要な時には上手に怒りを伝え、不要な時には自分の中でコントロールし解消していくというものです。
日本でも企業や個人に取り入れられたり、本も出版されています。
怒りがおさまらない時、自分は今怒っているという状態を受け止め、その怒りを客観的に観察するという方法もあります。
どうして自分は怒っているのか、何に怒っているかを客観的に考えてみるだけでも、少し冷静になってきます。特に部下や子供など、怒りに任せて感情的に伝えるべきでない相手の場合は、伝え方を選ばなくては、相手を怯えさせてしまうだけで何も伝わりません。
イライラや怒りはなかなかおさまらない時もあり、そのせいで気持ちが疲れてしまうこともありますよね。
そんな時は、少しずつでも自分の心と体が気持ちよく、楽しくなることを取り入れてみましょう!
イライラよりも、優しさと穏やかさが多い世界になりますように。
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