椿油でシンプルケア|季節の変わり目の揺らぎやすい肌は、椿オイルで強く育てよう
新しい季節に変わっていく時期というのは、次の季節の楽しいイベントや街に色が変わることにワクワクするものですが、肌が不調になる人も多い時期です。いつもと変わらぬスキンケアをしているはずなのに、乾燥したり、痒みやピリピリするような刺激を感じたり、ニキビが出たりと、肌トラブルに見舞われやすくなります。
いつも通りのスキンケアを変わらずしているはずなのに、使っている化粧品が合わなくなることがあります。
年齢や体質により、突然合わなくなることももちろんありますが、季節の変わり目に起こる肌の不調の多くは、気候の変化により肌のバリア機能が低下するために起こります。
肌を外部刺激から守る、肌のバリア機能とは??
人の肌は下の図のような構造になっていて、肌の一番上にある皮脂膜は、汗と皮脂が混ざり合ってできている『天然の保湿クリーム』です。健康的な肌は通常、この皮脂膜が肌全体を覆っていて、肌内の水分を蒸発させないようにしている他、大気中に浮遊する有害物質や肌へ悪影響を及ぼす外部刺激などを、肌内に侵入させないバリアのような役割を果たしています。
しかし、乾燥により皮脂膜がはがれると、規則正しく並んでいた角質層の細胞が不規則に乱れ、表皮内の水分と油分が蒸発し、角質層の細胞間にできた隙間から外部刺激が入りやすい肌に。そうすると、アレルギー反応が起きたり、いつも使う化粧品がしみたりと様々な肌トラブルに見舞われます。
まずは皮脂成分を補って、肌内に侵入する刺激をシャットアウト
ひどくない時は、通常のスキンケアにクリームやオイルなどの保湿アイテムを足してみましょう。肌のバリア機能が復活すれば、肌の調子も良くなってきます。
いつもの化粧水がしみたり、痒みがでてしまう場合は、通常の化粧品の使用をいったんと中止し、まずは皮脂成分を補って保湿をしつつ、肌に侵入しようとする外部刺激を締め出しましょう。
化粧品が合わなくなると、焦って他の化粧品シリーズに変えたり、アイテムを増やしたりしてしまう方も多いですが、実は肌には逆効果。
例えば、病気の時に「栄養のあるものをたくさん食べてパワーをつけて!!」とお肉などをたくさん出されても受け付けませんよね。身体が欲するのはお粥やうどんなど消化に良いものや、胃に優しい食べ物。肌も同じです。
これまで使っていた化粧品すらもしみたりするほどに肌が弱っている時に、あらゆる美容成分を次々につけてしまうと、肌は余計に荒れてしまいます。
まずは、スキンケアのアイテムを一つに絞ります。塗ってもしみない、余計な成分があまり入っていない保湿剤を選びましょう。
椿油の主成分と皮脂の主成分は同じオレイン酸だから、皮脂の減った肌の保湿にぴったり!
シンプルスキンケアに椿油はとてもおすすめです。椿油は、他のオイルと比べても皮膚への浸透性が非常に高く、ベタつきも少ない、スキンケアにも大変使いやすい植物性油です。皮脂不足が原因の肌トラブルにはもってこいの椿油ですが、実はその成分に秘密があります。

左の図は、ヒトの皮脂の成分と椿油の成分を比較したものです。
ヒトの皮脂の主成分はオレイン酸で、皮脂全体の約4割を占めています。同じく、椿油も主成分はオレイン酸で、こちらは成分全体の約8〜9割を占めています。椿油は皮脂膜と主成分が同じだから、肌への刺激も非常に少なく、どんな肌質の人でも比較的問題なく使用できます。
椿油を肌に塗ることで、皮脂膜の代わりとなり、肌のバリア機能を復活させます。
※ただし、ニキビがある場合はオイルはNG。オレイン酸はアクネ菌の餌となるので、ニキビがある場合はニキビ専用のスキンケアアイテムを使うか、ビタミンC美容液がおすすめです。ニキビが治ったら、乾燥予防に椿油をお使いください。
洗顔方法やスキンケアは、肌荒れを機に見直しましょう
もし季節の変わり目に肌荒れを起こした場合は、自分の肌を見直す良い機会。
洗顔方法や保湿スキンケアなど、正しくケアできているかなどをチェックして、季節の変わり目でも荒れない強い肌を育てる方法を知りましょう。
洗顔やクレンジングは、時間をかけてやるほど肌を乾燥させます。洗う時間はできるだけ短時間で、皮脂の多いTゾーンから洗い始めます。また、洗浄剤である界面活性剤成分が肌に残ると肌トラブルのもとになるので、すすぎはヌルつきやベタつきがなくなるまでしっかりと行いましょう。

しっかりとすすいだら、すぐに保湿をします。
スキンケアは手早く済ませたら、あまり肌を触らないことも良い肌への近道。触る頻度が多いと、手についた雑菌が肌に触れ、ニキビなどの炎症の原因にもなります。また、ニキビ痕などは触りすぎるとメラニンが増え、色素沈着の原因に。あまり気にしすぎず、淡々とケアしましょう。
痒みやピリピリが治ったら、様子を見ながら通常のスキンケアへ
肌トラブルが治ったら、様子を見ながら少しずつ通常のスキンケアへ。
肌の乾燥→バリア機能の低下→外部刺激の侵入→肌トラブルという構図を頭に入れ、症状は治っても乾燥がある時は、引き続き保湿アイテムをプラスして肌をしっかり保湿してください。
肌トラブルがあると、どうしても顔も下を向き、気分も塞ぎがち。でも必要以上に気にするとそれがまたストレスとなり、悪循環に。
しっかりと睡眠をとって、運動をしたり、ビタミンのサプリメントで内側からケアするのも良し。ストレッチやヨガでリラックスしたり、お風呂に浸かったり、自分なりのストレスの解消法を見つけましょう。心を健康に保つことが、肌を美しく保つことにつながります。
まずは
肌にオレイン酸を与えて、皮脂膜を復活させよう↓
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