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ついつい使いすぎちゃう?乾燥肌を招くお風呂習慣とは?
朝晩はわりと冷え込むようになってきましたね。例年よりも冬が早くきそうです。
同時に乾燥を髪や肌に感じるようになりましたね。オイルやクリームで、保湿はこまめにしましょう。
大量のボディソープは乾燥肌の原因に

さて、先日こんなご相談が・・・
「毎年、秋になると粉を拭くほど乾燥している。保湿クリームを何度もつけるほどでかゆみもある。」
そこで私は聞いてみました。
「体を洗う時は何を使っていますか?」
その方は、ボディソープを使っているとのことでした。
ボディソープは大変便利ですよね。さっと泡立つし、ワンプッシュでかなりの量が出てきます。
でも実はこのボディソープが、乾燥の一つの原因となっています・・・。
先ほども言ったように、ワンプッシュでかなりの量が出て、泡立ちもとても良い。
そして押すだけで出てくるので、気軽にたくさん出してしまうのです。
私も使用経験がありますが、洗っている途中にももっと泡だてたいと思えば、シュコ!っと出しやすい・・・
ボディソープを使う人は、石鹸を使う人の何と約20倍も洗浄剤を使っているという話もあります。
それだけたくさんの洗浄剤を使用しているということは、脱脂力が高く肌を乾燥させやすい、ということです。
洗浄成分はしっかりと洗い流して

以前、界面活性剤は悪というわけではないという話をこのブログでも書きました。
界面活性剤にも刺激の強いものや低刺激のものなど様々な種類があり、それぞれに用途があります。
クレンジングや体を洗浄する際は素早く、そして肌に残らないようにしっかりと洗い流すことが、肌や髪を健康に保つ秘訣です。
合成洗剤と名のつく洗浄剤の界面活性剤は、水で流れにくく、肌に残りやすい特徴があります。
泡が落ちれば洗浄成分が全て落ちているというわけでもありません。
さら〜っと流しただけでは、洗浄剤はきちんと落ちていないということになります。しっかりと流したつもりでも、濡れたまま手をこすると泡が出続けることがあります。肌に洗浄剤が残っているためです。
界面活性剤は、油(皮脂なども)を取り去る作用が強く、肌に残ると肌のバリア機能を壊してしまう恐れがあります。
たくさんの洗浄剤を使って体を洗い、熱い湯船につかる。
これはお風呂に入る前よりも、体を乾燥させる『過乾燥』の状態になりやすい条件です。
乾燥肌・敏感肌は石鹸での洗浄が〇

肌の弱い方や乾燥肌の方は、石鹸での洗浄をおすすめします。
石鹸は弱アルカリ性ですが、弱酸性の肌の上で界面活性剤成分が中和されるので、界面活性剤の成分が肌に残らず、乾燥しにくくなります。
水に流してしまえば洗浄成分は落ちてしまいますので、肌のバリア機能が失われるリスクが少なく、日々の汚れはしっかりと落とす力があります。どうしてもボディソープがお好きな方は、しっかりとよく洗い流しましょう。
浴室を出る前にスキンケアをすることが乾燥を防ぐ鍵
浴室を出る前に保湿をすることも大事です。
服を着る前に全身の保湿を手早く行いましょう。
お風呂上がりのひと手間で乾燥知らず!簡単全身保湿ケア
また、美肌のために半身浴をしているという方もいますが、長風呂は肌を乾燥させるだけなので、ある程度温まったら上がってスキンケアをする方が良いでしょう。
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