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椿油を使うと白髪は黒くなりますか?【よくある質問シリーズ】
さて、『よくある質問シリーズ』第3弾。
『椿油を使うと白髪は黒くなりますか?』
この質問は、年配の方に多いのですが、「髪の黒い友人に聞いてみたら、椿油を使ってるから白髪がないのかも知れないと言っていた」という回答が多くみられます。
白髪の原因や、対策、椿油の使い方を正しく知って、黒く艶やかな髪を維持していきましょう。
※ちなみに、『椿油が髪に良い』ということは、知られていても、「何故良いのか?つけるとどうなるのか?」ということは、あまり知られていません。『椿油はなぜ髪や肌に良いのか』はこちらをチェック!
|世界三大オイルのひとつ、椿油ってどんなオイル?
髪の色素と白髪の原因
一般的には、30代頃半ば頃から、男女ともに白髪が生えてくる傾向にあります。
髪の毛の色は、メラニン色素で決まります。メラニンが何かしらの理由によって作られなくなると、髪は色を失います。この色を失った状態の髪が、光に反射して白く見える、これが白髪です。
白髪の原因は、老化、遺伝のほか、ストレスや栄養不足、薬などを服用している場合はその副作用などによっても起こります。
健康的な黒髪は頭皮の血行が鍵

結論を先に言うと、椿油は染料ではないので、塗っただけでは白髪は黒くはなりません。
乾燥を防ぎ、ツヤを与えることはできますが、白い髪を黒くすることはできません。
年齢の割りに、ボリュームがある、髪に艶がある、白髪が少ない、などはご本人の元々の体質にもよると思いますが、椿油で髪をお手入れされている方は、おそらく、ブラッシングやシャンプーなどのヘアケアを、日常のルーティンとして丁寧にやられているのではないかと思います。
ブラッシングは、髪の流れを整えるだけでなく、汚れを落とし、頭皮のマッサージ効果もあります。髪のトラブルには、頭皮の血行促進が効果的です。
特に白髪、既に白く生えてきてしまった髪が黒になることは残念ながら染める以外にありませんが、頭皮マッサージで頭皮の血行が促進され、栄養がよく行き渡るようになれば、生えてくる髪が黒髪になることはあります。
頭皮の血行は、白髪以外にも、抜け毛や髪の太さ、ボリュームなどにも大きく影響します。
日頃から、シャンプーやブラッシングの際にでも頭皮マッサージを行うと、髪の状態も少しずつ変わってきます。
頭皮の血行の状態が良いと、髪の状態も自然と良くなります。良い土から良い野菜ができるように、健康な髪は健康な頭皮からです。
髪をとく、ついでに頭皮もぐっ、ぐっ、とマッサージしてあげると、栄養を届けている血管の流れも良くなり、髪の根元に栄養が届きやすくなります。
日々のブラッシングと頭皮マッサージで白髪予防
日々の中でできる白髪ケアは、ブラッシングと頭皮マッサージです。
毎日の習慣にすることで、艶やかで美しい髪になり、ケアで美しい状態を維持できます。
簡単にできますので、早速やってみましょう。
ブラッシングの嬉しい効果
ブラッシングは、頭皮の角質や汚れを浮かせて落としやすくしたり、頭皮の血行を促進したり、また髪のキューティクルを整えたりと嬉しい効果がたくさんあります。1日に数回、朝の身支度時だけでなく、髪を洗う前は埃や汚れを落とすために、お風呂上がりにはキューティクルを整えるためにブラッシングしましょう。寝る前のブラッシングでは、適度な頭皮への刺激で安眠をもたらします。続けることで髪にも艶が出て、白髪があっても艶やかで綺麗なグレイヘアが作れます。
ブラッシングの目的に合わせてブラシをいくつか揃えるとより効果的。汚れ落とし用のブラシ、就寝前のブラシなど、素材も豊富にありますのでご自分に合ったこだわりのものを見つけてみましょう。
●基本的なブラッシングとポイント
絡まりやすい毛先から優しく梳かします。頭頂部から一気に梳かそうとすると、引っかかって髪が傷んだり、切れたりします。
まずは毛先の絡まりをとって、次に髪の下半分を梳かし、最後に髪の根本から全部に櫛を通します。
髪の長さによって、梳かす量を調節しましょう。
頭皮マッサージで髪が若返る?
頭皮マッサージは、髪トラブルに最も効果的なケアです。
加齢によって、頭皮は硬く血行不良になっていきます。血行が滞った頭皮は栄養が行き届きにくい状態です。どんなに髪に良い栄養を摂っていても血行が悪ければ効果的ではありません。まずは、頭皮マッサージで頭皮の血行を促進させましょう。
●基本的な頭皮マッサージとポイント
1)、まず、頭頂部や髪の生え際をほぐします。
手をグーにして押したり、頭皮をつかむ感じでほぐします。
2)、次に耳のまわり。
耳付近や耳をほぐします。耳の後ろあたりに白髪が多い方は、この辺りをよくほぐしましょう。
3)、最後に、おでこと髪の生え際からジグザグと首の後ろに向かって、手を熊手のようにして、何度か流していきます。
ブラシを使ってもOK。目が一直線に並んだ細かい櫛ではなく、毛や目の部分が柔らかいブラシタイプがおすすめです。道具を使う場合は、圧がかかりやすいので、頭皮を傷つけないよう優しく行ってください。
指で行う場合は爪を立てないよう、また、気持ち良い程度の圧で行うようにしてください。
皆さんの毎日が健康でありますように。
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