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季節美活|美肌を育てる!肌の善玉菌と椿油は仲良し?
『美肌』というのは、若くても歳をとっていても、永遠の憧れです。
肌をきれいに見せるようにベースメイクを徹底したり、コラーゲンドリンクを飲んだりと多くの方が、美肌を叶えようと日々努力していますね。
でも素肌そのものがもっと綺麗になったら嬉しいですよね。素肌を健やかに保つ役割を担う『善玉菌』をクローズアップします。
善玉菌で保つ健やかな肌
肌には、常在菌というものがあります。最近はメディアでも伝えられ、この肌の常在菌について知られるようになりましたね。
この常在菌は、腸内と同じく、善玉菌・日和見菌・悪玉菌と、種類が分かれています。
この菌のバランスが保たれることで、トラブルのない健やかな肌を維持できます。
善玉菌とは、表皮ブドウ球菌のことです。この表皮ブドウ球菌は、皮脂(オレイン酸トリグリセライド)が大好物です。皮脂を食べ、脂肪酸とグリセリンを産生することで、肌を弱酸性に保ち、潤いを与えています。
しかし、肌が乾燥し、アルカリ性に傾くと、菌のバランスが乱れ悪玉菌の一種である黄色ブドウ球菌が増えます。そうすると、肌が炎症を起こしたり、日和見菌であるアクネ菌やマラセチア属真菌が悪玉菌に加勢し、ニキビやアトピーを悪化させます。肌のバランスを保つためには、善玉菌が優勢であることがとても重要です。
善玉菌を育てるには皮脂が重要
さて、善玉菌を育てていくにはどうしたらいいでしょうか?
善玉菌の大好物・皮脂量を保つことです。(※一つの方法として)
皮脂バランスは、季節や食べ物、生活習慣によっても変わります。外気にも左右されますし、洗顔や入浴でも減ります。乾燥したり、老化により皮脂量が少なくなってきたら・・・・毎日のスキンケアで、皮脂の替わりとなる油分を補いましょう。
スキンケアオイルとしての椿油
ところで、スキンケアオイルといえば、何を思い浮かべますか??
発売当初から、スキンケアオイルとして椿油をおすすめしています。
ここ数年は『オイル美容』という言葉も誕生し、スキンケアオイルとしての椿油の利用も増えてきました。
ホホバ、オリーブなど様々な種類が出てますが、多くの方のイメージではスキンケアオイルとして椿油が出てくることがほとんどありません。
でも実は、椿油はスキンケアオイルとしてとても最適なオイルです。
椿油の主成分は、善玉菌の大好物・「オレイン酸トリグリセライド」

左の左側の円グラフは、ヒトの皮脂の組成を表したもの。皮脂膜とは、皮脂腺から分泌される皮脂(油分)と、汗腺から分泌される汗(水分)が混ざり合ったもので、「天然の保湿クリーム」と称されます。その主成分は「オレイン酸トリグリセライド」であり、皮脂の中でも最も安定した油分です。 先ほどお話しした、善玉菌の大好物『トリグリセライド』です。
そして、椿油はその「オレイン酸トリグリセライド」が全成分の85%以上。まさに皮脂に最も近いオイル!!!
オレイン酸は、脂肪酸の中でも特に酸化しにくく、安定した性質を持っています。
オリーブオイルをスキンケアに使っている方もいるでしょう。
オリーブオイルがスキンケアオイルとして活用されるのは、オレイン酸が肌の皮脂としても役割を果たし、肌の皮脂バランスを保つからです。
同じくオレイン酸を多く含む椿油はまさにスキンケアに最適で、オリーブオイルやごま油など、他の植物性オイルと比べても明らかです。
椿油をスキンケアで使うということは、足りなくなった皮脂をそのまま椿油で補うイメージです。
椿油のサポニンは、悪玉菌・黄色ブドウ球菌の増殖を抑える
また、椿油にはサポニンという殺菌効果を持つ成分が含まれています。
このサポニンには、アトピー悪化の原因となる黄色ブドウ球菌の増殖を抑える働きがあると報告されています。
肌が乾燥により炎症を起こしやすい方には、特におすすめしたいスキンケアオイルです。
バランスを保つことが美肌の鍵
どんな化粧品を使っても、美肌を保つために大事なのは、バランスです。肌の水分と油分のバランス。常在菌のバランス。
そしてそのバランスは、生活のリズムや体調、食生活、精神状態でもとても変化しやすく、その都度様子を見たり対応しなくてはいけません。ずっと良い状態を保ってくれる魔法の商品や技は存在しません。食べ物や飲み物、睡眠などの生活習慣、精神状態などが大きく影響し、変化し続けています。
ご自分の美容のためにも、健康にじっくりと向き合って見てくださいね♪
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